わたしには、性格のまったく違う姉妹がいます。
長女は慎重派で、よーく周りを観察してからしか動きません。
次女はというと、楽しそうなことには何も考えず飛び込んでいくタイプ。
同じように育ててきたのに、こんなにも違うなんて──
と、日々驚かされる毎日です。

たとえば、おもちゃの片づけひとつとってもそう。
長女は綺麗好きで、おもちゃスペースもまるでテトリスのようにきっちり並べて整理整頓。
一方、次女は「とりあえず入ってたらOK!」とばかりに、ぎゅうぎゅうに詰め込んだり、放り込むように片づける。

新しい環境に入るとき、長女はわたしがいないと動きづらくなることが多く、
次女のだらしなさにも、正直イライラしてしまうことがありました。

そんな日々の中で、
ふと思い出したのが、わたしが昔好きだった「占い」や「星」の世界。
コロナ禍で家にこもることが増えた時期、
心もどこか閉じがちになっていたわたしは、
ふと「そういえば、子どものころって占い好きだったな」と思い出したんです。
娘たちの性格の違いは、一体どこからきてるんだろう?
…そう思って、なんとなく調べてみた“月星座”。

長女は「月星座 乙女座」、次女は「月星座 牡羊座」。
もう、笑ってしまうほどそのまんまの性格で衝撃を受けました。
- 月:乙女座の性質:繊細できっちり、周りに気を配れるが慎重
- 月:牡羊座の性質:直感と勢い、思い立ったらすぐ行動!
わたしはそれまで、
「長女はもっと積極性を持ってほしい」
「次女はもう少し丁寧にやってほしい」
…そんなふうに、それぞれに“足りないところ”を補うようなサポートをしていたけれど、
目指すところがそもそも全然違ってた。
比べる必要なんて、まったくなかったんだ。
この子たちは、生まれた時から“自分らしさ”をしっかり持ってここまで育ってきた。
それに気づいたとき、わたしは感動で涙が出そうになりました。

それからは、
「こうあるべき」と比べてはイライラしていた日々が、
「この子らしさなんだ」と思えるようになってきて。
わたし自身も、違う視点から子どもたちを見守れるようになった気がします。

気づいたんです。
わたしが「親の思う正しい道」を我が子に強要しようとしていたことに。
それは、かつてわたしが「されて嫌だった」と思っていたことでもありました。
でも同時に、
「親の思う道へ」と導こうとしてくれたわたしの父母の愛情も、
ようやく理解できたような気がしました。

ダメな母なんて、いない。
毎日必死で子どもに向き合ってるからこそ、
自分の不甲斐なさや不安に苦しくなる。
わたしだけじゃない。きっと、あなたも、そう。

もちろん、月星座だけですべてがわかるわけじゃありません。
10天体それぞれの影響もあるし、星が“正解”を教えてくれるわけでもありません。
それでも、
情報があふれ、昔のような繋がりが希薄になり、
ワンオペ育児が当たり前になってきた今の時代。
ママたちはレベル0から手探りで子育てをしている。
だからこそ、
ほんの少しでも「指標」になるものがあればいい。

わたしは、星を知ることで、姉妹の違いを楽しめるようになりました。
そして今、同じように悩んでいるママの力になれたら…と、
こうして「親子の星」を読んでいます。
星を知ることは、子どもを知ること。
子どもを知ることは、ママ自身がラクになる第一歩かもしれません🌙
今日もあなたが、
あなたらしく過ごせますように🌙
Chikolith(チコリス)